８２５）春のお彼岸、三毳山早春の花まつり。

あと一週間ほどでソメイヨシノが開花と言われるこの頃の暖かさです。「寒い寒いと言っていても植物はちゃんと時期を知っているなぁ。」と畑友のおじいちゃん。巻かずに開いたままだった白菜も芯が伸びて花が咲き出しました。のらぼう菜、紅菜苔は早いのは花盛り、採り残した大根、青梗菜、土手から苗を採って来て植えてある芥子菜、などなどトウ立ちして、ブロッコリーの脇芽、ロマネスコなど急に大きくなりだしました。鳥だって食べ切れないでしょう。ついに春が来ましたね。


「三毳山　早春の花まつり」（みかもやま、初めて一発変換できました。今日のパソコンはやたらと漢字に変換します。どうしたのかな。）東口を出発して山頂広場　南園　西園を周るフラワートレインがお客様を待っています。河津桜が今満開です。


葉が落ちて明るい山の中。


もうカタクリが咲いています。この三毳山の最高峰229ｍ青竜ヶ岳（竜ヶ岳）の北側には一面のカタクリ園があって賑わっているようです。他にも林の中にはあちこちに咲いていますので眺めながら一回りです。木立の中には山茱萸の黄色も見えますね。


キクザキイチゲも群生しています。


河津桜が見ごろでした。



三毳山から渡良瀬遊水地に行って見ると、土手は菜の花が満開です。20日は暖かだったのでいつにない人出です。カメラマンが多いから焼け跡の写真を撮りに来たのかもしれませんね。


18日にヨシ焼きが済んだようで原は一面焼け野原。雨も降らず風も弱く絶好のヨシ焼き日和だったのではないでしょうか。焼けた原の中であちこち高くなっているのは住居の跡で水塚といって水害に備えて土を盛った上に家を建てていました。その水塚も年々低くなっているということです。焼け跡には家の水塚の他に田圃の区画割などが出ています。鉱毒事件の時には田中正造さんも足しげく通い住民を励ましていたとか。明治は遠くなりにけり　です。


まだ焼け跡臭がします。草木灰が肥料になってまた新しいヨシを育ててくれることでしょう。