200)田中正造ドキュメンタリー映画「赤貧洗うがごとき」鑑賞

b0029010_11313159.jpg館林に「足尾鉱毒事件田中正造記念館」ができ、今年はまた谷中村廃村100年にあたるそうで、なんとこの映画が上映された12月10日は田中正造が明治天皇に直訴を決行した日なのです。と、こんな日にこの映画を鑑賞しました。手っ取り早い話が環境汚染を警告する内容です。正造さんは自然をこよなく愛するエコロじいさんだったのでした。正造役の方が渡良瀬川の菜の花が続く土手を歩いてくる始めのほうで、みんな早くもウウ・・・と。美しい日本、なんて言っている人がいますが、美しい地球、の規模でいってほしいものです。もし近くで上映されることがありましたら是非ごらんになってください。


b0029010_1132714.jpg今はヨシが茫々見渡す限りの渡良瀬遊水地。ここに廃村になった谷中村があったんだなぁ。

「赤貧の洗うがごとき心もて無一物こそ富というなれ」
という正造の詠んだ和歌から映画のメインタイトルになったそうです。昔の人達の貧しさというのは何にも無いその上に貧しいのであって、今のように全部揃っていて贅沢をする余裕がない、というのとは違います。命に係わる貧しさだったので、なかなかこの歌のようにはなれないのが現実です。まったく正造さんという人は疲れる人なのです。バイタリティーに溢れすぎてー。最低でもせめておいしいものを好きな時に食べられるくらいの余裕のある貧しさがいいなー。

ヒエ~、久しぶりに真面目な日だったー。
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by mikeblog | 2006-12-11 12:05 | Comments(14)
Commented by mintbox1 at 2006-12-12 11:38
『余分なものは要らないけど、必要なものは必要なだけ欲しい』って
思ってしまいます。贅沢な暮らしをするつもりもないけれど、それでも
ちょっと余裕がある暮らしはしたい…。いや、ホントはうんとお金持ちに
なってみたいなー、なんてことを夢見てしまったりもします。あぁ、なんて
汚れきった私…(笑)
Commented by shogame2 at 2006-12-12 17:26
「清貧」っていうのは、難しいことですよね。貧しいとなんだか内向きになってしまいそうだし、そう思うのがそもそも清貧とはほど遠いのかな。貧しくとも誇りを持ってと言うのは、なにかの信念がないと難しいのか、私なんか、もの凄く俗っぽいから、何が必要かも良く分からず、お金だってもっと有れば良いなっておもうし。
3億円ジャンボ当てたいし。当たったら畑付きの一軒家買っちゃうモンね、なんて欲深なのです。正造さんとは対極にある私です。
Commented by mikeblog at 2006-12-12 23:00
>mintbox1さんこんばんは。
「なんでお金儲けが悪いんですか~!」と言った人に私もそうだそうだと思いましたもんね。使い切れないほど余裕があったらこの世はもっともっと楽しくなるでしょう。無一文で亡くなった正造さんとは対照的に正造さんの死後、奥さんのカツさんという方はしっかり財テクしていたそうで、だから正造さんは勝手な人生が送れたんでしょうね。私は貯め込むだけの根性がありませんからうちの亭主は自由がありません(笑)宝くじが当たったら家の床を張り替えて内装もー。いやいや3階建てに建て直します。あー、夢ですね。
Commented by mikeblog at 2006-12-12 23:07
> shogame2さんこんばんは。
そうです。私も広い庭と100坪くらいの畑が欲しい~!「清貧」なんて無い人が強がりを言ってるだけです。あったほうがいいに決まってますもん。私はもし3億円当たったら誰にも教えないでコタツに潜ってヘッヘッヘと笑いながら数えてみる、それも束で。楽しいー!
Commented by herb_berb at 2006-12-13 14:43
「美しい地球」「命に係わる貧しさ」
こんにちは。2つのキーワードが私の心に引っかかりました。
たとえ小さなことでも、地球規模で考えていけるようになりたいです。
貧しいとは…。ん〜難しいです。
せめて心は豊かに、といつも思おうとしていますが、
それも命あってのことですよね。ちょっと考えさせられました。

久しぶりに真面目にコメント書きました。なんて(笑)。
あっ、笑っちゃいけないんですよね? いいですか〜? 

Commented by mikeblog at 2006-12-14 17:11
> herb_berbさんこんばんは。
あまり真面目にものごとを考えすぎると疲れます。かなり悲惨な状態の中にも笑いがあって、だから人間は生き延びてきたんでしょうね。心だけ豊かなんて言わず、懐も豊かじゃなくちゃ大笑いできませんよね。まだ年末ジャンボくじ買ってないんです。20日までだそうで、行かなくちゃ行かなくちゃ、当たる秘訣は買うことですー。当たったことがないとトホホな私・・・。
Commented by yakko at 2006-12-15 02:23 x
以前、国語の教科書で、彼の生涯をみかけたことがあります。
たしか・・最後のほうで・・・
彼が死んだ時に、のこったものは、風呂敷の中にわずかな書物だけだったような。。。
鉱毒汚染の恐怖を訴えて生涯をおくった方でしたよね。
Commented by mikeblog at 2006-12-15 12:08
>yakkoさんこんにちは。
教科書って見る機会がないのですが副読本として「伸び行く群馬」とか「伸び行く○○町」とかがあってそこに出ていたような記憶があります。うちの町も渡良瀬川から取水しているので場所によっては鉱毒の被害があったらしいのです。正造さんは栃木選出の代議士だったのですが鉱毒問題は栃木茨城埼玉群馬と広大で、その地区を駆けずり回っていたのですね。石ころ集めが趣味でお世話になった家にあげて来たりしたそうで、もらった家では桐の箱に入れてまだ家宝にしているとか。きっと無一文でお礼ができなかったからかもしれませんけど。それがけっこうきれいな石なんだそうです。波乱万丈の人生でいうなれば奇人変人かもー、と研究している先生方は本に書いています。50年間の結婚期間のうち延べ3年ほどしか一緒にいなかったんだと。被害地は全部自分の家だったんでしょうね。
Commented by うらべに at 2006-12-17 08:12 x
ミケさん。おはようございます。みて来ましたよ。
秩父事件は120年の映画でしたが、その20年後の事なのですね。
先祖伝来の土地を奪われ、最後には北海道へ移民までさせられた農民。
富のためには人民の命など露ほどにも思わない経営者・勲章を着けた政府のお偉方と言われた人々。
いつの世も、そういう構図がありますね。
その中で、経営者の妻が事実を知って自殺をしたこと、当時お金など持てなかったし選挙権もない農村の女達がカンパをして反対運動を支えた事。印象に残りました。

Commented by shozo at 2006-12-17 10:34 x
ミケさん。「赤貧洗うがごとき」上映を成功させる会のshozoと申します。
館林での上映会にご来場いただき、誠に有難うございました。
多くの方に正造さんの「生き様」を知っていただき、感動をしていただいている事を知り、感謝にたえません。
是非、「公式ホームページ」などもご覧下さい。
Commented by shozo at 2006-12-23 10:57 x
宣伝に利用させていただき誠に恐縮ですが、
07年1月13日(土)前橋市で上映会が行われます。
会場:前橋市「総合福祉会館」多目的ホール
時間:第一回目10:30
   第二回目15:00
   第三回目19:00
入場料:一般前売1200円(当日1500円)
    シニア・高校生1000円
    中学生以下500円
問い合わせ先:今生塾TEL:027-288-3956
Commented by mikeblog at 2006-12-25 22:31
>shozoさんこんばんは。
書き込みいただきありがとうございます。私もたくさんの方にこの映画を見ていただきたいと思います。国会議員さんは見てくれるのでしょうか。見た感想を聞きたいと思います。それから館林では年配者が多かったのですが、若い方達がもっと関心をもってくれたらと思いました。これからも会の皆様のご活躍を応援しています。
Commented by mikeblog at 2006-12-25 22:58
>うらべにさんこんばんは。
極楽さんのブログにも「赤貧・・・」をごらんになったことが書かれていましたので、ご一緒かなと思っていたんですよ。秩父事件の映画の「草の乱」は太田市で見ましたが、まだしっかり覚えています。時代が違うので今は民衆が一致団結して要求貫徹のために立ち上がる(会社のストライキみたい)などという事は聞きませんが、当時はそうするより他の手段が無かったのですね。今はまた違った意味で困った世の中になってきましたので心配です。
Commented by shozo at 2006-12-31 14:06 x
ミケさん。
本年は「赤貧洗うがごとき」上映会のご来場と当方の勝手な「宣伝活動」にご理解・ご協力いただき誠に有難うございました。
来年も何卒よろしくお願い致します。

このとしハよくもわるくもくれにけり
                 正造
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